ムラゴン ホーム
最近ハマっている遊びがあります。
それは、キッチンの菜箸落としです。
Kさんのお料理中、ボウルやフライパンからはみ出している菜箸を、背伸びしてちょいちょいする遊びです。
ほんとに落としちゃうと大変なことになるので、ギリギリのところで止めておくのがポイントです。
ぴょんこしたらカウンターに乗れちゃいますが、わざわざ地上から背伸びするのもポイントです。
Kさんが血相変えて飛んでくるのが醍醐味です。
たまに、季節感のなさすぎる風って吹きません？
あれ、気持ち悪くないですか？
そして心許なくなりません？
Kさんは、よその地へ行った時に風の違いを感じてアウェイをかみしめたことを思い出すんだそうです。
甘夏はよその地から来ましたが、そこがどんな匂いだったのかもう忘れてしまいました。
甘夏はよその地からここへきて、もうずっとここで暮らしています。
たまに、とてつもなく不安に駆られること、ありませんか？
Kさんやシンさんが視界からふと消えちゃうと、あれ見捨てられた？とかぞっとして、ついすっごくおっきな声で叫んじゃうんですよ。
でも片っぽシャワーで片っぽうんちとかだと、すぐには誰も来てくれなかったりするじゃないですか。
そしたら八雲まで心配になって一緒に喚き出すからなおさら甘夏も怖くなっちゃうんですよ。
「どちたのどちたの」ってKさんとかが迎えにきてくれたら、ふたりしてほっとしすぎてほんと、泣いちゃうんですから。